読書感想

久坂部羊「廃用身」
荻原浩「噂」
・サビーヌ・ダルデンヌ「すべて忘れてしまえるように」
小笠原慧「DZ」
3番目の本はだいぶ前に読んでたわ。
この中で一番印象深いのは「廃用身」やね。
本当の話かと思った。麻痺した老人の四肢を切断するという話。
もちろん治療の一環として、です。
そしたら介護側も楽だし、本人も前向きに生きられると。
不用な部分がなくなったせいで、他の部分に血がめぐり、
ボケが治ったり、元気になったという医学レポートなのだ。
後を引く気味悪さ・・・とでも言おうか。