読書の梅雨

やっぱり梅雨は梅雨やねんなぁ、今日は雨。
ものすごく雨降りは嫌いやけど、水不足解消のため・・・と考え直している。
先日借りた本を返しに図書館へ。
じつはここ最近、他人がおすすめしている本(ネット上で)を、
片っ端から図書館で借りてきて読んでいるのだ。
なるほど読んで良かったと思う本もあれば、何じゃコレ?もある。
●杉山春『ネグレクト』
  実話。3歳の女の子が育児放棄により、体重5kgで餓死した事件。
  女の子が母親に初めて喋った最初で最後の言葉は、
  「おいちい・・・(美味しい)」だった。
  あぁもう読むんじゃなかった、胸がつぶれそうに悲しい。
氷室冴子なんて素敵にジャパネスク
  まるで漫画のような小説。平安朝ドタバタコメディとの紹介文。
  おもしろかった。
三浦綾子塩狩峠
  複数の人がおすすめしていたけど、もひとつ心に響かなかった。
  でもこれ実話やねんなぁ。北海道の塩狩峠で、
  自らの命を犠牲にして大勢の乗客を救った青年の話。
  何かこうキリスト教における犠牲の精神について、説教くさいねん。
灰谷健次郎兎の眼
  複数の人がおすすめしていただけあり、とても良かった。
  新任教師とクラスの子達の話。読んで良かった。
●アレックス・シアラー『青空のむこう』
  まさしく何じゃコレ?と思った本。
  交通事故で死んだ少年の天国での話で、大体からして文体が嫌だ。
  英文を訳してるから仕方ないのかも知れんけど。
  どこに泣きのツボがあるのか、教えてほしい。
辻仁成『サヨナライツカ』
  辻仁成って、初めて会った中山美穂に「やっと会えたね」と、
  わけの分からん事を言うような変人やろ。
  それで著書を読むのを敬遠していた。
  それよりバンドでヴォーカルをしてた頃のほうがイメージが大きい。
  でも読んでみて良かった。心にズシーンと残ったよ。