読書感想文Ⅲ

●井村和清『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』
●飯塚訓『墜落遺体 御巣鷹山日航機123便』
●辛玉淑『せっちゃんのごちそう』
●イザベル・ツァヘルト『わたしの天国でまた会いましょうね』
松谷みよ子『ふたりのイーダ』
●比嘉富子『白旗の少女』
高木敏子ガラスのうさぎ
それぞれの感想は割愛するけど、
この中で一番ズシンときたのは『墜落遺体』だ。
日航機墜落事件で、遺体の検死に立ち会った警察官の手記なのだ。
何が辛いかと言えば、幼い子の遺体および検視の描写だ。
自分の子のように丁寧に丁寧に遺体に接する看護婦さん。
身元が分かるまで、遺体を抱き起こして背中をさすってあげるのだ。
実話だから本当に辛い。この本以外も、どれも良かった。
ちなみに『イーダ』以外は実話で、下の三冊は戦争体験の内容。
終戦記念日が近いからってわけじゃないけど、まぁたまたま。