母、手術

予定時間より20分遅れて、母が手術室へ。
オペは1時間半だと言われており、
悪性の場合は摘出手術をせずに縫合して終わるので、
きっと1時間半も掛からないはず・・・だから予定時間よりも早く出てきたら、
すなわちそれは悪性であったと言うことになるねと、
父と話してた矢先、看護婦さんがベッドを取りにやってきた。
そして「もうすぐ出て来られますからね」等と言うので、
エッッ!もう出てくるんか!悪性やったんか?と、心臓に悪いったらない。
早くベッドを取りに来たわりに、なかなか母は出て来ず、
予定時間通り1時間半後に出てきた。これはもしかしてと期待が高まる。
そこへドクターがやってきて「良性腫瘍で全て摘出しました」と、
腕を切り開いている写真や腫瘍の写真を見せてくれた。
とても稀なる腫瘍らしく、ドクターも切ってみるまで分からなかったと言う。
その腫瘍、「シュワン細胞腫」という名前。
麻酔から冷めて食事を取り、自分で歯を磨いて眠りにつく母を見届けてから、
父と私と途中で合流した弟1の三人で、美味しい焼き肉屋へ。
祝杯をあげ、ホロ酔い気分で帰宅。
切り開いた腕なんかの写真を見てても、平気で焼き肉を食べられる私達って、
図太い神経してるよねえ、結構。