蜘蛛の糸

テレビ「ほんまでっか!?」でやっててん。
蜘蛛の糸の太さが1cmあれば、飛んでいる飛行機を捕まえる事が出来ると。
何本かヨリ合わせたら、すごく良い糸が出来そう。
それほど強く丈夫で高性能なのだけど、量産できないのが最大の難点。
それを見てて思い出したのは、伊勢鳥羽旅行での出来事ですよ。
一泊した翌日、駐車場に停めてたウチの車に蜘蛛が一匹くっついててん。
フロントガラスのところにな。ちょっと大きめで気持ち悪いなと思ったけど、
そのうちどっか行くか落ちるやろと、そのままパルケエスパーニャへ。
パルケエスパーニャで一日中遊び、さぁ家に帰ろうかと車に戻ってきたら、
まだおるねん、その蜘蛛。しかもフロントガラスの端に何本も糸を張っててな。
落ちないように足場を固めて、この蜘蛛は大阪に行くつもりなんやと。
田舎から都会に出て、一旗揚げるつもりなんやと。
そういう事ならと走行中ずっと視界に入ってくる蜘蛛を見守りながら、
大阪に帰ってたわけ。だけどね、高速道路で飛んでったわ(T_T)
しばらくは強風に耐えてたんやで、足を折りたたんで身を小さくして。
すんごい踏ん張ってたけど、やっぱり時速100キロには耐えれんかったわ。
大阪で一旗揚げる夢は破れたけど、
まーでもね、あの蜘蛛が一生かかっても移動できない距離を来たわけで。
ほんで死んでないと思うねん。あの高速道路脇の林で生きてると思うわ。