読書の秋

古本で60円で買った、宿野かほる「ルビンの壺が割れた」を読んだ。

最後のページは絶対に先に見るな、大どんでん返し、

とにかくビックリする展開、こういった風に帯に書いてある。

終始、男と女のメッセージのやり取りで構成されている。

読んだ感想は、変な奴しか出てこない。まともな奴は一人もおらん。

ただそれが分かるのは後半になってからやねん。

ここからネタバレになるが、女は男が殺人犯だと知っている。

そらそうや、だって女が男を警察に通報したんやから。

その男から30年ぶりにメッセージが届く。

30年服役してシャバに出て来たのよ。

Facebookで探しに探して、男は女を見つけたのだ。

そこで執拗に苗字や住所を聞いてくるわけ、男が。

怖いやん、そんなん。

それなのに何故、女はメッセージに返信すんの?

そして何度もメッセージのやり取りをするのよ、もう謎。

そこを突いてしまうと、この本は成り立たないから、

言ってはいけないのだと思う。

しかし、この男は一体何人殺してるんやろ。

<本日のお弁当>