大河ドラマ「直虎」

弟2のリクエストにより、小野政次高橋一生)の最期を見た感想をば。
前にも書いた通り、あらすじ本(ネタバレ本)が先に出てるねんな。
だから政次が処刑されて終わるってのは知っててん。
大筋では本もドラマも同じ筋書きで進むわけやけど、
政次の最期だけは本と違ってたのよ!全然違ってたのよ!
それで唖然としたと言うか、衝撃やってん。凄かってん、高橋一生の演技が。
ネタバレ本では政次が処刑される日、直虎は処刑場には行かず、
井戸のところでお経を読んでいる。そこへ一粒の雨が落ち、数珠が切れる。
その瞬間に”あぁ政次は死んだのだ”と直虎が悟る、と。
ドラマでは直虎は処刑場に出向き、磔にされている政次を見ている。
いざ処刑されるという瞬間、直虎が処刑人からヤリを奪い、
政次の心臓を一突きにして手を下す、と。
その時「地獄に落ちろ」だの「地獄から井伊を見届けている」だの言い合うねん。
それは徳川の家来の手前、欺かれた城主(直虎)と欺いた奸臣(政次)を演じてるわけ。
井伊家の為、命がけで守ってきた人を命がけで守られてきた人が殺すねん。
本心とは裏腹な言葉を吐きながら、お互い真意は分かってるわけ。
それはもう壮絶なシーンやってんて。なってんて!←笑
磔でヤリを刺す場面や血ヘドを吐いて絶命する場面を映すとは思ってなかったから、
よくぞゴールデンタイムに血みどろなシーンを放送したね、と。
視聴率悪いわりには、話題になるんやな。さすが高橋一生