いなせ

弟1が使いだした「聖月」、祖父が三味線を弾くときの名前。

祖父を思うと、聖なる月というイメージが全くない。

「松月」という方が合ってる気がする。しょうげつ、読みは同じやろ。

祖父が天満のヒデと呼ばれていたとか、

着物の裾をまくり、はだけさせて天満を闊歩していたとか、

それを「いなせやと思ってるんやろ」と、祖母が心底バカにした口調で言ってたのが、

忘れようにも忘れられない。ヒーヒー、腹イタイ。

どうにかしてくれ、どうにかしてくれ、どうにかしてくれ!

だから「聖月」と見るともう、そういった思い出とセットやねん。