フェスティバルホールにてフジコヘミングのリサイタルでした。
リニューアルしたホールには初めて行ったのよ。
リニューアルといっても10年前やけど、めちゃくちゃ綺麗。
ホールに続く長い長いエスカレーター、非日常感があるわ。
音響も座席も素晴らしく、音楽を聴くためのホールなんや。
フジコさんはもう一人では歩けなくなっていて、
バギーを押して歩いてくるねん。それもお付きの人に支えて貰いながら。
ピアノを弾くときも椅子の背もたれに身体をあずけていて、
右手の高音の打鍵に力があまり入らない様子。
もっときて欲しいところで、音が足りない気がした。
それでも音が綺麗で、
科学的に証明されている1/fの揺らぎがあるのでグッとくるのよ。
それと曲目が良かった。好きな曲ばっかりだった。
フジコさんと言えばいつも「ラ・カンパネラ」が注目されるけど、
私は「ため息」の方が秀逸だと思っている。
もう生で聴くのはこれが最後、おそらく最後。
<本日のお弁当>