伯父との思い出

伯父が早朝、亡くなったとの事。

通称「将棋のおっちゃん」です。

だいぶ困った人だったと思うけども、

将棋が得意ということは、頭は悪くなかったのではないかと。

いくつも先の手を読んで思案を巡らせるのだから。

そんな伯父との思い出がひとつあるのよ。

私がまだ小さかった頃、

私を自転車の荷台に乗せて自転車ドライブに連れて行ってくれた。

伯父にしてみれば、遊びに来た姪へのサービスだったと思う。

でも伯父を信用してなかった私は、

自転車でどんどん知らない道を行くことが怖くなったのだ。

伯父が道に迷って帰れなくなったらどうしようと。

今から思えば、大人が家の近所の道に迷うなんて有り得ないんやけど。

それで「早く帰ろう、早く帰ろう」と、しきりに訴えた。

そしたら伯父が「みんなそう言うなぁ」と。

別の姪も同じように自転車ドライブに連れて行ったようで、

その時も「早く帰ろう」と言われたと。

そこで私は思ったのよ。あぁ従妹も同じ気持ちやったに違いないと。

子供心に不安だったのよ、伯父には申し訳ないけど。

そんな思い出です。

<本日のお弁当>