1/f ゆらぎ

大阪シンフォニーホールにて、フジコ・ヘミングのピアノリサイタルに行ってきた。
良かった、良かった、良かった。この一言に尽きるわ。
音のゆらぎがオーラになって押し寄せてくるよ!
座席は前から3列目&真ん中よりやや左側だったので、指の動きも良く見えた。
フジコさん、左手の人差し指をケガしたのか湿布のようなのを巻いてはるねん。
それが気になるのか次の曲に移るときに、その湿布部分をホジホジしはんねん。
衣装はブルマみたいなデカパンの上にド肝抜かれるような網タイツを履き、
深くスリットの入ったズボン・・・歩くたびにスリットからブルマ&網タイツが見えます。
そして絞りの帯揚げをマフラー風にして巻くという、アーティストは衣装も個性的。
フジコさんの代名詞であるリストの「ラ・カンパネラ」や「愛の夢」も勿論良かったけど、
想像以上に良かったのがショパンの「別れの曲」「ノクターン第一番」やねえ。
それとベートーベンの「テンペスト」も、とっても良かった。
フジコさんはリストを弾くためのピアニストだと言われてるけど、
ベートーベンのような感情むき出し系もすごく合ってると思うねん。
ずっと前からベートーベンを弾いてくれへんかなぁ、
アルバムに入れてくれへんかなぁと思ってたから、
今回はそれが願ったり叶ったりで。だけど1曲だけってのが残念・・・。
「悲愴」なんかも聞いてみたいな〜。